2016年12月10日

【政治家レイシズムデータベース】今週のデータ追加:小坪慎也、中谷良子、ほか28件

ARICでは、政治家や大学教授などのヘイトスピーチやレイシズム(人種/民族差別)の調査・記録を行い、データベース化しています。
http://antiracism-info.com/database_home

このデータベースは毎週土曜日に更新しており、現在総数1709件となりました。

これからは、毎週追加したデータの中から、特に重要な何件かをこのブログでピックアップしていきたいと思います。

【 今週の追加データ : 28件 】


●小坪慎也 福岡県行橋市市議会
小坪しんやのHP〜行橋市議会議員 ブログ 神社仏閣などへの損壊について罰則強化を求める人はシェア

お天道様と罰当たり
日本人は、「罰当たり」という言葉に敏感で、例えば「お天道様が見ている」という言葉に代表されるように、欧米ではルール化された部分を不文律として守ってきた。私は、それをDNA等と、非科学的なことは言わない。一重に教育であると考えているし、例えば外国人であっても同様の教育を、特に幼児教育を受けた場合(家庭を含む)同じ反応を示すのだと信じる立場だ。

だがしかし、安価な人件費を求め経団連が進める政策、併せて左派が推進してきた「グローバル化の時代」のただ中において、日本人としての教育を受けていない者が跋扈する今、今まで通り「心の中の不文律」に頼った、お天道様が見ている方式では、もう守り切れない。
これらの、いわゆる美徳と言われるものを、明文化・ルール化することは、日本の教育の敗北であると、保守の政治家として認識している。
ただ、もう限界だ。カメラを付けていても、実際に犯罪は行われた。厳罰化が必須であり、法論拠がないと言うのであれば法制化が求められる。

何より、確かに税の減免はあるが、それのみであって、文化財を有する多くの寺社仏閣には予算がない。カメラの設置、維持管理もままならぬ実情がある。だからこそ、予算処置の裏付けともなる法制化が喫緊の課題である。〔中略〕全てが外国人とは言わない。この部分は、ネット世論とは私はスタンスを異にする。私は、これを「日本としての教育を心に落とし込めていない者」と称したい。
外国人であれば、もしくは永住者であれば、一発で国外大挙となるレベルの厳罰を。日本人であっても、懲役刑からスタート程度の、委縮させる効果を期待できるだけの、厳罰を。
これは荒唐無稽な話ではなく。重要拠点や水資源などには、特別に定められた厳罰がある。その援用ということで、規制は問題ないと考える。

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続きや詳細情報は下記URLからこの事例のページをご覧ください。
http://antiracism-info.com/archives/database/127473


●中谷良子 大阪府大東市議選立候補者
中谷良子のブログ ドナルド・トランプ氏にメッセージを送りました

アメリカにはCIAをはじめとする多数の情報機関があるので私がこのようなメッセージを送らなくとも既にご存知だとは思うのですが反日勢力の実態を知っていただきたいという執念でトランプ氏にメッセージを送りました。一部を載せます。和訳は最後に載せています。

続きや詳細情報は下記URLからこの事例のページをご覧ください。
http://antiracism-info.com/archives/database/127459


他にも数多くの例があり、トップページやサイドバーからキーワード検索することができますので、ぜひ政治家レイシズムデータベースをご利用ください!
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posted by 反レイシズム情報センター(ARIC) at 19:34| Comment(0) | データベース

2016年12月03日

【政治家レイシズムデータベース】今週のデータ追加:百田尚樹、桜井誠、ほか28件

ARICでは、政治家や大学教授などのヘイトスピーチやレイシズム(人種/民族差別)の調査・記録を行い、データベース化しています。
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このデータベースは毎週土曜日に更新しており、現在総数1681件となりました。

これからは、毎週追加したデータの中から、特に重要な何件かをこのブログでピックアップしていきたいと思います。

【 今週の追加データ : 28件 】


●百田尚樹 元NHK経営委員会
Twitter

千葉大医学部の学生の「集団レイプ事件」の犯人たちの名前を、県警が公表せず。 犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする。 いずれにしても、凄腕の週刊誌記者たちなら、実名を暴くに違いないと思う。

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●桜井誠 東京都知事選立候補者 日本第一党
Doronpaの独り言 沖縄で暴れる県知事翁長と極左暴力集団

我が国政府は沖縄に対して振興策費用などに多額の予算を割り当てています。もちろん、これは沖縄県における米軍基地の対価ともいえる措置であり、本気で沖縄県が「米軍出ていけ」と主張するのであれば、そもそもの振興費(沖縄関連予算)の受け取り拒否をすべきなのです。しかし、多額の振興費を国から受け取り、一方で国に対して反日売国活動を続ける沖縄県に国民の怒りも高まって当然と思うのです。
(中略)
日本第一党では近々に沖縄遊説を実施し、改めて沖縄県民に翁長の危険性と現地で暴れまわる極左暴力集団の異常性を訴えたいと考えています。党員専用掲示板で予定を周知しますとともに、沖縄県在住の日本第一党党員は是非ご協力をお願いします。

続きや詳細情報は下記URLからこの事例のページをご覧ください。
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posted by 反レイシズム情報センター(ARIC) at 11:04| Comment(0) | 「税制優遇」徹底批判

2016年11月27日

沖縄「土人」発言(1)「機動隊員によるレイシズムの問題とは」

 今回はここ数週間問題になっている“沖縄「土人」発言”問題について、レイシズムとの関連で考えたいと思います。

1、事件の概要(メディアの報道など)

 まず、事件の概要を振り返ります。

a、ヘリパッド工事について

 現在、沖縄県東村高江地区では米軍専用施設・北部訓練場で、ヘリコプター着陸帯の建設工事が行われています。

 もともとヘリパッド建設工事は1995年の米兵による少女暴行事件をきっかけにした、沖縄の基地負担軽減を目指す1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告において、東村と国頭村をまたぐ沖縄北部訓練場の返還が盛り込まれたことが発端です。返還とともに残った区域に建設されることになったヘリパッドが東村高江地区を取り囲むように図となっており、完成すると騒音や事故の危険から住民の生活が脅かされることになります。

 この工事は2007年から行われていますが、地元、高江地区の住民の根強い反対運動もあり未だに工事が続けられています。高江村は約70世帯150人の集落で、周囲の亜熱帯の照葉樹の山林(「ヤンバルの森」)には様々な固有種・絶滅危惧種の生物が存在しています。(そのためノグチゲラ(国の天然記念物)の営巣時期の3〜6月は作業中断となります。)

 沖縄防衛局は今年(2016年)の7月22日から工事を再開させ、反対運動を押さえ込むために大量の機動隊員を全国から動員し反対は住民を暴力で排除しています。

 実際に現場では抵抗する市民にけが人が出るほど緊迫したものになっています。
高江橋を車で封鎖、座り込み 機動隊が排除、けが人も ヘリパッド反対運動 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース http://ryukyushimpo.jp/news/entry-341732.html

高江ゲート前 市民、夜通し警戒 抗議継続、けが人も - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース http://ryukyushimpo.jp/news/entry-321157.html

 今回の「土人」発言事件はそのような緊迫した現場でおきました。


b、「土人」発言

 「土人」発言は10月18日の午前中に建設に抗議する市民に対して、現場の機動隊員が発言しました。その衝撃的な様子が動画に残されています。
https://www.youtube.com/watch?v=zm6NbNKIayk&feature=youtu.be

 この事件に関していち早く発信したのは高江の現場で抗議をしていた芥川賞作家の目取真俊氏です。目取真氏は18日の自身のブログでこの事件を発信しています。
沖縄県民を「土人」呼ばわりする大阪府警の機動隊員 海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより−目取真俊
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/93cd24d10a5c21f3dde2c5aac97e2eec

 次の日(10月19日)の朝刊では沖縄の地元紙「琉球新報」と「沖縄タイムス」がこの事件を報じました。
 同日午前9時45分ごろ、目取真さんら市民数人がN1ゲートそばで、沖縄防衛局が市民の出入りを防ぐため設置したフェンス越しに工事用トラックの台数を確認していた。その際、機動隊員3人がフェンスから離れるよう指示した際、1人が「触るなクソ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」と発言した。市民側は発言者を大阪府警の機動隊員とみている。機動隊員の発言について、県警は本紙の取材に「現時点で把握していない」としている。
「どこつかんどんじゃボケ。土人が」 機動隊員が沖縄で暴言 ヘリパッド反対の芥川賞作家に|沖縄タイムス+プラス ニュース|沖縄タイムス+プラス http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67175

 また、18日に別の機動隊員が「だまれ、こら、シナ人」と発言したことも確認されています。

 沖縄県警の調べによるこれらの発言をした機動隊員は二人とも大阪府警から派遣された20代の隊員であり、二人とも事件が起きて即日大阪へ戻っています。

 その後、大阪府警は不適切な発言で警察の信用を失墜させたなどとして、男性巡査部長(29)と男性巡査長(26)をそれぞれ戒告の懲戒処分としました。大阪府警は「県民を侮辱する意図はなかったが、個人的発言が許されない部隊活動での軽率な発言で社会的反響も大きく、厳正に処分した」とコメントしています。
【大阪府警機動隊員の差別的発言】巡査部長ら2人を懲戒処分 大阪府警「県民侮辱の意図ないが軽率な発言、社会的影響」 - 産経ニュース http://www.sankei.com/west/news/161021/wst1610210068-n1.html



2、「土人」発言のもつ意味

 あまりにも衝撃的な映像が残されていた事もありこの問題は大きくニュースで取り上げられました。また、何より「土人」という言葉のわかりやすい差別性もこの事件が大きな社会問題化した事につながったと言えます。

 しかし、その一方で機動隊員がこのような発言をした重大さや深刻さについてはあまり触れられていません。

 今回は機動隊員による「土人」発言そのものをレイシズムの問題として検討したいと思います。


a、人種差別撤廃条約の観点から

 今回、「土人」発言を行ったのは一般の市民ではなく公人たる機動隊員でした。

 一般の市民による差別ではなく、公人が差別を行ったところに、問題の決定的な重要性があります。この「土人」発言は日本も結んでいる人種差別撤廃条約が禁止している「人種差別」(レイシズム)に該当するだけでありません。国・自治体・公務員・政治家など公人の差別を特別に禁止している条約第4条(c)に明白に違反します。
第4条 締約国は、一の人種の優越性若しくは一の皮膚の色若しくは種族的出身の人の集団の優越性の思想若しくは理論に基づくあらゆる宣伝及び団体又は人種的憎悪及び人種差別(形態のいかんを問わない。)を正当化し若しくは助長することを企てるあらゆる宣伝及び団体を非難し、また、このような差別のあらゆる扇動又は行為を根絶することを目的とする迅速かつ積極的な措置をとることを約束する。このため、締約国は、世界人権宣言に具現された原則及び次条に明示的に定める権利に十分な考慮を払って、特に次のことを行う。
(c)国又は地方の公の当局又は機関が人種差別を助長し又は扇動することを認めないこと

 今回の事件のように、この(c)に該当するレイシズムが問題なのは、公人による差別は決定的な社会的影響力を持つからです。具体的には機動隊員という「公人」によるレイシズムは普通の市民が行うレイシズムよりもはるかに強力に市民社会のレイシズムに正当性を与え、差別煽動効果を発揮するからです。(この点はARICの政治家レイシズムデータベースの趣旨文でも言及しています。 http://antiracism-info.com/database_home/message

 このことに関してフランスのレイシズム研究者であるミシェル・ヴィヴィオルカは次のように述べています。
 より広い視点から言えば、暴力が増大するかどうかは、偏見や差別といった形態とは異なり、社会全体の条件に左右される。なぜなら水面下で影響を及ぼし、労働や住宅市場において当局に許容される制度的レイシズムとは異なり、暴力は一般社会からの強い批判や、政府や国家の弾圧の対象とされるためである。よって、その暴力が増えるかどうかは、政治制度に強く規定される。したがってマックス・ウェーバーの有名な表現を借りれば、レイシズムの暴力は何よりもまず、正当な暴力行使を独占する国家によって規定されるのである。それゆえ国家は暴力の発生に必然的に関与するし、また国家が暴力にどう対応するかによって、レイシズムの暴力の増大や現象が決まる以上、それに責任を負っている。(『レイシズムの変貌』明石書店、2007年、84〜85頁)

 つまり、国家がレイシズム暴力を実効的に取り締まるのか、放置するのかによって社会全体におけるレイシズムの作用の仕方が決まってくると言えます。今回のように国家権力である機動隊員が高江の現場で実際に暴力を振るい、レイシズムを行ったことは必然的に社会における沖縄の人たちへのレイシズムを増幅させるといるでしょう。


b、「生きるべきもの/死ぬべきもの」を選別するレイシズム

 今回の「土人」発言で問題なのはただ「国又は地方の公の当局又は機関」が差別をしたという一般的な問題だけではなく、その差別が行われた個別具体的な状況です。

 機動隊員が差別発言をしたのはまさに全国から集められた機動隊員が沖縄の住民を暴力を持って排除するその場所で行われました。

 以前ARICブログ「相模原障がい者殺傷事件をヘイトクライムと考えることの意義」http://antiracism-info.sblo.jp/article/176261876.html で書いた通り、レイシズムは「生きるべきもの/死ぬべきもの」を分断する恐ろしい機能を果たします。

 「思想・世界観としてのレイシズム(人種・民族差別に伴う人種主義)は生物学的発想を伴います。つまりレイシズムは人間を、「ヒト」=人口という生物学的な集団としての「種」ととらえます。そのうえでレイシズムは同じ「ヒト」=人口という種を、「優れた種」「劣った種」などいう下位の「種」=人口に切り分けるのです。これが@人種・民族的集団(と思われてしまう人を含む)へのA不平等というレイシズム(民族差別)と深く結びついているのです。」

 今回のように機動隊員(=国)が暴力を振るう現場では、(沖縄という「他者」への)暴力を正当化するためにレイシズム(抗議するものを「他人種」としてくくり、「人種化された社会」を危機に晒す「病原体」として扱う)が用いられると言えます。

このレイシズムの特徴を沖縄基地問題を撮り続けてきた映画監督の三上知恵氏は自身のブログで的確に言い表しています。
 「中国が攻めてくるという国家の危機を理解せず、国防に非協力的で、自分優先でワーワー言うだけの反対派というグループは、自己中で公共心のない下等な生き物だ。沖縄にはその手が多く、問題だ」と。そんな沖縄県民に対する評価が警察内部で共有されているからこそ、あの機動隊員は悪びれずに暴言を吐いたのだ。
ヒロジさん・文子おばあへの弾圧と土人発言│三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記 | マガジン9 #maga9 http://www.magazine9.jp/article/mikami/30787/
 

 そして今回はそのようなレイシズムが暴力が蔓延する現場で起きました。

 今回の事件を通して沖縄の人々へのレイシズムが増幅するのではないか、高江の現場で今よりもさらにひどい暴力にまで発展するのではないか。それだけが気がかりで仕方ありません。[1]
 

 次回はそもそも「土人」発言が「差別事件」として扱われたのかに関して考えたいと思います。

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[1]実際には11月3日には大阪で「機動隊員を偏向報道から護る」ことを目的としたヘイトデモが行われました。その中にはこれまでARICで批判してきた福岡県行橋市の議員である小坪慎也の姿も確認できました。
posted by 反レイシズム情報センター(ARIC) at 10:36| Comment(0) | レイシズム情勢